通夜式と葬儀式の違いとは?
現代葬儀の基本をわかりやすく解説
身近な人が亡くなったとき、まず行われるのが「通夜式」、そして翌日に「葬儀式(告別式)」が行われるのが一般的です。しかし、このふたつの儀式の違いを明確に理解している人は意外と少ないかもしれません。
今回は、通夜式と葬儀式の違いやそれぞれの意味、流れについてわかりやすくご紹介します。
■ 通夜式とは?
通夜式は、もともとは故人が亡くなったその夜、または翌日の夜に行う儀式です。現代では告別式(火葬日)の前夜に行われることが一般的です。本来は遺族や親しい人々が一晩中、灯明を絶やさず付き添いながら、故人の冥福を祈るのが「通夜」の原型でした。しかし現在では、「半通夜」と呼ばれる形式が主流で、1時間~1時間半程度の読経と焼香を行い、終了後は「通夜振る舞い」と呼ばれる食事の席が設けられることもあります。
【通夜式の特徴】
- 親族や故人と特に親しかった人が中心に参列
- 僧侶による読経と焼香が中心
- 比較的私的で内輪な雰囲気
- 弔問客に感謝を込めて食事をふるまう「通夜振る舞い」あり
■ 葬儀式(葬儀・告別式)とは?
葬儀式は、故人の霊をあの世へ送り出すための宗教儀式です。仏式では読経を通じて故人の成仏を祈ります。また、葬儀式に続いて行われる「告別式」は、故人と社会的・公式にお別れをする式と位置づけられています。最近では、葬儀と告別式をひとつの流れとしてまとめて行うことがほとんどです。
【葬儀式の特徴】
- 宗教的儀礼が中心(読経・焼香・引導など)
- 告別式では弔辞、献花などが行われることも
- 終了後に「出棺」→「火葬」という流れが一般的
- 出棺後にお斎(おとき)として食事がふるまわれることも
■ 通夜式と葬儀式の主な違いまとめ
比較項目 | 通夜式 | 葬儀式(告別式) |
---|---|---|
実施のタイミング | 葬儀式の前日夜 | 通夜の翌日 午前〜昼 |
主な目的 | 故人に寄り添い冥福を祈る | 故人をあの世へ送り出す儀式 |
主な参列者 | 親族・知人・会社関係者など | 親族・親しい友人 |
雰囲気 | 私的 | 公的・厳粛 |
宗教儀礼 | 読経と焼香 | 読経と告別の儀式 |
■ 現代の傾向と選択肢
近年では、親族のみで静かに見送る「家族葬」や、通夜を行わず1日で完結する「一日葬」を選ぶ人も増えてきました。また、高齢化や核家族化の影響から、「通夜・葬儀を行わず火葬のみ」といったケースもあります。
しかし、どの形式であっても大切なのは「故人を想い、心からお別れをすること」です。
■ まとめ
通夜式と葬儀式は、それぞれに意味と役割がある大切な儀式です。
通夜式は故人に寄り添い、家族や親しい人たちが静かに冥福を祈る時間。
葬儀式は、社会的にもきちんとお別れをし、故人をあの世へと送り出すための儀式です。
故人やご遺族の想いに寄り添い、無理のないかたちでお見送りの方法を選ぶことが、何より大切なのではないでしょうか。

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