近年「終活」というキーワードが一般的になってきているのに伴い、「エンディングノート」を書く方が増えてきております。エンディングノートは終活においては欠かせないツールではありますが、実際に書くとなると、想像以上に大変な作業になります。そこで今日はエンディングノートのメリットとデメリットについてまとめてみました。
エンディングノートには、主に以下のメリットが挙げられます。
エンディングノートのメリット
- 自分の状況を把握できる: 自身の経済状況や生活状況を整理し、今後の計画を立てる際に役立ちます。これは、家族への負担軽減にもつながります。
- 残りの人生を考えるきっかけになる: エンディングノートを書くことは、自分自身の人生を振り返るきっかけになり、残りの人生について考える機会を提供します。
- 日常生活でも役に立つ: 通帳や印鑑、大事な書類の管理場所など、日常生活に関する情報を記録しておくことで、必要な時にすぐにアクセスできます。
- 加筆・修正が容易: エンディングノートは何度でも書き直しが可能です。状況の変化に応じて内容を更新できるので、常に最新の情報を保つことができます。
デメリットと注意点
- 書くのが面倒くさい: エンディングノートを書く作業は一人で行うことが多く、面倒と感じる人もいます。また、役立つかどうかもわからないため、書くモチベーションを保つのが難しい場合があります。
- 定期的な見直しが必要: 情報が古くならないように、定期的にエンディングノートを見直し、更新する必要があります。
- 法的効力がない: エンディングノートは法的効力を持たないため、相続などの法的な手続きには遺言書が必要です。エンディングノートと遺言書は異なる文書であり、それぞれの目的と役割があります。
まとめ
エンディングノートは、自分自身の意志や希望を家族に伝え、彼らの負担を軽減するための有効なツールです。しかし、法的効力はないため、遺産相続などの正式な手続きには遺言書の作成が必要です。エンディングノートの作成と同時に、遺言書の作成も検討することが望ましいでしょう。
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